
人妻風俗新聞
ナンパを成功させるには、どのような話術が必要なのでしょう。
はっきりいって話術なんか要らない、と私は思います。
若いイケメンがナンパするなら話は違います。でも、私はザビエルハゲの中年なのです。ナンパが成功するか、しないかは、おもにそのときの相手の状況や心理状態などが命運を握っています。つまり、「運」以外にありません。
できることといったら、分母を増やすことだけです。つまり、なるべく多くの女子に声をかけ続ける以外にありません。
先日の私はたいへんついていました。
行きつけのスナックに寄ったときのことです。若い女子の二人連れが飲んでいました。どうやら一人の女子が男に振られ、それでもう一人が慰めている、という感じです。
振られたほうの女子は、その段階でかなり飲みすぎていました。
悪酔いしてカウンターで飲んでいる私に絡んできたりもしました。そのたびに友達の女子が、
「すみません。この娘、飲めないのに飲みすぎちゃって」
と私に謝ってきます。
もちろん私は大人のハゲとして、鷹揚に笑って受け流しました。
そうして私が店をでて、タクシーを停めたときです。
店から例の二人がでてきました。
しかし、振られた女子はもう歩ける状態ではなく、友達一人では対応しきれません。
そこで私は2人の帰宅先を聞いて、タクシーに同乗することになりました。
最初に着いたのは酔いつぶれたほうの女子のマンションです。
完全につぶれていたため私と友達の女子が二人で彼女を抱き抱え、部屋に入り、ベッドに寝かしつけました。その共同作業が私と友達女子に、不思議な親密さを醸成しました。弱冠ですが、2人の身体も触れ合ったりもいたしました。
「本当にすみません」
友達の女子は恐縮しきりで、私に詫びました。そうして再びタクシーに乗り込み、友達女子のマンションに着いたときです。彼女から信じられないような言葉が飛びだしました。
「ああ、なんだか疲れちゃった。よかったら私の部屋でもう少し飲んでいきません?」
あとから聞いたところによると、彼女はちょっとファザコン気味のところがあり、スナックで飲んでいたときから、私のハゲ頭に興味を抱いていたんですって。
こんなときこそ、ハゲの精力の強さをみせてあげなくては!
私は大いに張り切りました。
でも、それが災いしてせっかくの挿入中に中折れしてしまいました。
ファザコンの彼女はそれでも私にしがみついて、安らかな寝息をたてていました。
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